施工管理で経験を重ねて、設計にも携わるように。
私は、工場施設や設備の新設、改善の施工管理を担当しています。日々の業務は現場で職人の方々と協力し、スケジュール通りに設計図を具現化していくことになります。新入社員でも早い段階から責任のある仕事を任せられるため、実践的なスキルと経験を身につけられます。今は、設計業務にも携わるようになり、例えば、お客さまから安全柵の設置のご依頼をいただいた場合は、現地調査を行い、設置場所を特定し、柵の高さやその他の詳細を検討します。安全対策として、実際の作業内容や作業場所を考慮することも重要です。これらの条件を踏まえ、最適な柵の高さを検討し、図面を作成します。その後、外部の担当者に製造を依頼し、協力しながら設置を行います。

喜んでいただけることが、
もっといい仕事への意欲になる。
東洋紡エンジニアリングに入社を決意したのは、採用担当の方とお会いし、人と人のつながりを大切にする社風がとても魅力的に感じたからです。入社後もその印象は変わらず、上司や先輩は、細かいところまで丁寧に指導してくださいます。例えば、業務で初めて配管図を作成した時のことです。現場の状況を把握していた私には、理解しやすい図面でしたが、現場を知らない人にとってはわかりにくいものでした。その課題を上司から指摘されたことをきっかけに、いつでも誰にでもわかりやすい図面を描くことができるようになりました。仕事のやりがいを感じる瞬間の一つは、自分の考えたアイデアが形になることです。以前、作業機械の危険なスペースに安全カバーを設計・製作した際には、取り外しが簡単であることや、カバーを付けていても内部が見えることなど、お客さまからの要望を反映した設計を心がけました。既製品にはないもので、一から作り上げていくからこそ、達成感も大きかったです。納品後にお客さまから「非常に使いやすい」という高評価をいただくと、また頑張ろうという気持ちも強くなりました。

お客さまにとって、
最適な方法を届けられるエンジニアに。
入社3年目、企業理念である「順理則裕」を意識した行動も少しずつ身についてきました。設計で迷ったときも、企業理念に立ち返って考えるようにしています。不正はもちろん、「これぐらいはいいだろう」という甘い考えを捨て、誠実に仕事を続けることで、自身の成長だけでなく、周りの人の喜びにもつながることを実感しています。今後は、お客さまの要望をただ聞くだけでなく、先輩のように、よりお客さまに合った提案ができるエンジニアになりたいと考えています。課題解決には多くの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがありますが、お客さまにとって最適な方法を選んでいただくために、自分が考えた以外の方法を調べたり、先輩からアドバイスをもらって、より多くの選択肢を提案できるエンジニアを目指しています。