技術職として、設計からアフターフォローまで携わる。
2006年に新卒で東洋紡エンジニアリングに入社し、以来技術職として環境装置の設計を担当しています。主な業務は水処理装置やその他プラント設備の設計です。これらの装置は製造現場で使用されるもので、効率の向上と環境への配慮が求められます。例えば、井戸水を飲料水レベルに浄化するなど、お客さまの具体的な要求に基づいた設計を行っています。設計の業務は図面作成だけに留まらず、ポンプやフィルターなどのさまざまな部品の選定、プロジェクト全体の管理も含まれます。水処理装置の場合、実際に処理する水質の調査も必要。また、納品時には現地で立ち会います。お客さまのヒアリングや課題解決の提案も行うため、営業担当との協力も重要になります。設計の担当といっても、お客さまのニーズに直接応えるために、設計から納品、アフターフォローまで一貫して携わっています。

設計は困難と挑戦の連続。だからこそ、達成感も大きい。
入社の大きな動機は、大学で学んだ土木環境工学を生かし、汚染水浄化の技術に関わりたいという想いからでした。この分野の技術は環境保護にも不可欠です。環境保護に貢献できる点は、私にとって大きなやりがいです。仕事で最も充実感を感じる瞬間は、自分が設計した装置が完成し、実際に機能しているのを見た時です。設計から実装に至る過程は非常に複雑で、挑戦の連続です。韓国への環境装置納品では、国内で組み立てた装置を一度解体し、船で運んで現地で再度組立てるという難しいチャレンジもありました。試験通りの結果が出ないこともしばしばありますが、これらの困難を乗り越え、最終的にお客さまの問題を解決し、環境保護に貢献できた時の達成感は計り知れません。特に、装置が稼働し始め、お客さまから高い評価を得られた時は、全ての努力が報われた瞬間として、非常に大きな達成感があります。

切磋琢磨してきたメンバーと、
さらに大規模なプロジェクトを。
私たちのチームは少人数で動くことから、それぞれに多くの責任が求められます。この状況は大変な面もありますが、さまざまな業務を経験することで技術力が急速に向上する環境だと感じています。だからこそ、今まで一緒に切磋琢磨してきたメンバーとともに、将来はより大規模なプロジェクトに挑戦したいと考えています。個人としては、技術的スキルと管理能力の両方を磨き、キャリアを築いていくことを目指しています。特に環境技術分野におけるイノベーションへの貢献と持続可能な開発の推進において、リーダーシップを発揮できるよう技術部門でのマネジメント業務を手がけ、次世代のエンジニアたちの育成にも注力していきたいと思います。